株式会社 川嶋建設

RECRUIT 2024

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CHALLENGE STORY 02 | DXで建設現場の常識を覆す。

01 ひと昔前には想像できないほど
進化した建設の現場。

建設の仕事というと、体力仕事であったり、朝から晩まで汗を流している姿であったりをまだイメージをする人もいるかもしれません。もちろん体を動かす場面もないわけではありませんが、近年、加速度的に少なくなっていると言えます。それは、建設のさまざまなフィールドで、デジタル化が進んでいるためです。大手ゼネコンをはじめ、あらゆる工程をデジタル化する試みが急激に進んでいます。そして、川嶋建設においても、すでに実際の現場の作業をデジタル化することにより効率化させる動きを始めています。例えば、令和3年の4月1日から令和4年の3月31日にかけて行われた、円山川中郷遊水地下池越流堤下流部整備工事もその1つです。デジタル技術をあらゆるシーンで導入することで、作業の効率化に成功。現場に居なくても、データで作業状況を確認できるシステムを取り入れ、作業員の負担を大幅に軽減することができました。

02 効率性と安全性を格段に高めた
測量工程の3D化。

本事業でまずデジタル化に挑戦したことは、“測量”です。通常、測量する際は丁張りという工程が発生します。建築や土木の工事を始める前に行う位置出し作業のことで、配置、高さ、水平、直角を正確に出すための基準となる仮設物を木杭や貫板で造ります。この丁張りをするためには、掘削し、砕石を引き、その上にブロックを置くという作業が必要です。また、測量後には、その丁張りを片付けて、機械が稼働できるように仕上げ作業まで必要となります。そこで、本事業では、測量に必要となる情報をデータにし、3D化させることに。そうすることで、丁張り作業をしなくても、工事の基準となる位置を把握することに成功しました。丁張りにかかっていた時間を、大幅にカットすることができたのです。また、以前は丁張りが遅れると、重機が動く中で作業するということもあったので、安全面においても非常に重要な成果であったと言えます。

03 現場の状況を、現場以外の場所で把握。
未来の建設業はますますスマートに。

デジタル化を実践したのは、測量だけではありません。現場で稼働している重機と通信ができるようにし、いつ、どこで、何の作業をしているかを事務所にいながら確認できるようにしました。また、作業内容だけでなく、刃先データを取り、1日に掘削した土量などもすべてデータで記録。施工状況を数値で管理できるので、現場に居なくとも、現場のことを精密に把握するという状況を実現しました。別の場所で同じ作業を従来の方法で行っていましたが、デジタル化をして進めたエリアの作業が圧倒的に早く進行。その効果は誰の目にも一目瞭然でした。
デジタル技術を導入することで、未来の建設業はまだまだスマートになると考えられます。例えば、VRを使用して実際の構造物のパースを照らし合わせながら位置を確認したり、3Dデータを活用して工事の問題点を事前に検証したり、さらにはAIと融合した革新的な技術も近い将来誕生するでしょう。川嶋建設では、今後も自分たちにとって効果のあるシステムを積極的に取り入れ、作業の効率化と安全性を追求していく考えです。